機材を選ぶのは、どんなに経験を積んでも慎重になります。機材は決して安くはないですからね。これはDTM・DAWを理解してもかわらないと思います。 しかし初めての買うときは非常に難しくて、本当にどれを買っていいのかわかりません。さらに近年、各メーカーが次々と機材を発表しているので選び辛さに拍車をかけています。
某有名掲示板で調べてもなかなか適切なクチコミ情報は得られません。なにせ私も初めて買う時は、いろいろな掲示板を渡り歩き、散々調べあげました。
しかし調べれば調べるほど、どの情報が正しくて間違っているのかわからず、なかなか決断できなくなってしまいます。
こういう時、近くに知識のある知り合いがいればいいですが、そうそういないものです……
結果私も機材に3ケタ以上のお金を使ってしまいました。今思えばこの機材はコイツで代用できるな〜とか、コイツより先にアレを買っとけばよかったな〜っと、反省するばかりです。
この失敗から学んだことは、DTMを始めるには必要最低限な機材があり、また買い足す機材の順番があります。
また各機材はそれぞれにちゃんとした役目が決まっているのです。
その役目によって次は何が必要かをしっかりと決めて、あせらずに選んで買うのが一番いいと私は考えています。
どんなに掲示板で評判が悪い機材でも、使い方次第で必ず生きてきます。まずは一つひとつ確実に使いこなしていきましょう。
DTM講座でも紹介しましたが、DTMに必要最低限な機材はパソコンとDTM・DAWソフトウェアのたった2つです。
中には全くお金をかけずにDTMをしている人もいます。
■ソフトウェアはこちらから
当然ですが、DTMなのでパソコンは必需品です。あとはパソコンで動作させるソフトウェアがあれば、作曲することが出来ます。
各ソフトには基本的な音源が入っています。ただ、その音源だけでは作曲する幅は広がりません。
しかし、今じゃ無料で手に入るソフト音源などが結構出回っているので、ドラムキットやベース、ピアノ、弦楽器、吹奏楽器等の音源は比較的簡単に手に入ります。
それだけあればある程度の曲は作れるようになるのです。
またドラムキット系は、サンプリングCDや、普通の音楽CDから抜きとて使うという事もできます。むしろ場合によってはこっちの方が生演奏っぽくていい感じになる場合もあります。
無料のプラグインなどはこちらのサイトに沢山紹介されています。
■We Love CubaseVST
さて、パソコンとソフトを手に入れたら、今度はより環境をよくしたいってきっと思ってきます。多分…
ですが、まず何を買えばいいのか?まずは必要な機材を徐々に買い足していくのが理想的だと思います。私の失敗経験から優先順位をつけると…
こんなあたりでしょうか。
ただ4番から6番あたりは環境で変わってきます。ミキサーやMIDIインターフェースは、MIDI音源やシーケンサーなどのMIDI機器が合わせて2台目以降になると必需品になってきます。
これはDTMに必需品ではないでしょうか。単純にどんな機材かというと、外部のオーディオ機器をパソコンに取り込む機材です。
具体的には、ギターやベースの生演奏はもちろん、DJプレイまでやろうと思えば何でも取り込めます。
オーディオアウトがついている機材がすべて取り込めるのです。
また最近じゃMIDIイン/アウトがそれぞれ1系統と取り付けられるので、安いMIDI鍵盤を買って取り付ければ、フリーのソフト音源も鍵盤で制御できます。
■オーディオインターフェースはこちら
ハードウェア音源はパソコンとは別ハードの外部機器のことをいいます。実際にはオーディオインターフェースがなければ取り込むことが難しい機材です。
メリットは、パソコンのスペックに左右されないということです。基本的にはパソコンとMIDIケーブルで繋げられるため、パソコンから発信されたMIDI情報をそのまま演奏しているだけですので、パソコンの負担が非常に軽くなります。
デメリットはハードウェアなので値段が高いということです。
■ハードウェア音源はこちら
ソフトウェア音源はその名の通りCD、DVD等のデータからパソコンにインストールするタイプの音源です。発信元はパソコン本体です。
メリットはハードウェアよりも安く、手軽に手に入る点です。音質もハードと大きな差はなく非常に注目されています。
デメリットはパソコンのスペックに左右される点です。通常はVSTプラグインとして動作するので、メモリーを消費します。DTMソフトも結構メモリーを
消費するので、パソコンのメモリーが鍵を握ります。メモリー不足だと発音にもたつきが出たりするので、ミックスダウンに影響を及ぼす場合もあります。
■ソフトウェア音源はこちら
MIDI鍵盤は、それ自体に音源も何も入っていないMIDIデータを発信するためだけの鍵盤です。おもちゃみたいな感じではありますが、MIDI機器と繋げてはじめて機能するタイプの鍵盤です。大小さまざまですが、安いもので1万以下の鍵盤もあります。
シンセサイザータイプは、MIDI鍵盤と違い内部に音源を持っています。MIDI音源としても使え、MIDI鍵盤としても使えます。価格も手ごろです。 ですが、ほとんどが単体で作曲する機能は付いていないので、作曲に使うにはDAWとして繋げる必要があります。
オールインワンシンセはその名の通り、ミックスダウンとマスタリングの手前までほぼ出来る鍵盤です。音源も音源モジュールに匹敵するほど収録されており、単体で作曲する機能も付いています。最新機種はリズムパット機能もついており、サンプリングしたデータを、パッドに割り振れるタイプも登場しているので、これ一台でDTMと同じ機能が備わっています。
私自身、知人に機材は何がいいかっと聞かれたときに、相手がまだパソコンを持っていなければ、オールインワンシンセをオススメしています。
オールインワンシンセを買っておけば、後々パソコンを購入しても、MIDI鍵盤、MIDI音源としても十分に活躍してくれます。
まぁちょっと値段が張ることが気になってしまいますよね。でもそれぐらい価値のある機材でもあります。
■キーボードはこちらから
さてこれまで1〜3番までの必要機材を紹介しました。ここから先の4番〜6番までは必要な機材が環境で変わっていきます。
モニタースピーカーと普通のスピーカーは何が違うの?ってよく聞かれることがあります。まずは当然ですが音質が全然違います。これはまず実際に聴いてみたほうがいいです。近くに楽器店があれば一度モニタースピーカーを視聴してみてください。コンポのスピーカーとはわけが違います。
その他には、音をストレートに出す役目もあります。通常のコンポに繋いだスピーカーは、コンポ内でイコライザーがかかっています。つまり普通の音よりLOWが強かったり、HIが強かったりするのです。実際にコンポのスピーカーでモニターしながら作成して、ミックスダウンをしたら、他のコンポでLOWがスカスカだったりHIが効いていないことや、またその逆もあるのです。
またヘッドホンだけのモニターで作成することは、あまりよくない方法です。音を複数使っている場合、ヘッドホンだとLOWの強さがハッキリと聴き取りづらくなるケースがあります。LOWが妙に強すぎたり、ベースが合っていなかったりすることがあるのです。またLOWは波形が円形状に伝わっていくのに対し、HIは前面に強く波形が飛ぶ性質を持っています。キックなどはむしろスピーカーから少し離れた方が強さがわかることがあり、細かいノイズはヘッドホンじゃないとモニターできない場合もあります。必ずヘッドホンとスピーカーの両方でモニターするように心がけましょう。
■モニタースピーカーはこちらから
ミキサーは沢山増えた機材を一つにまとめる集約点のような機材です。例えば外部の音源モジュールが2個以上あるとき、オーディオインターフェースのオーディオINが1系統しかなければ、2つの機材を録音することが非常に困難になります。
各モジュールをミキサーにつなげて、ミキサーからオーディオインターフェースに流すようにすれば、今後どんなにオーディオ機器が増えてもミキサーにつなげられる数だけ増設できるようになります。マイクもミキサーにつなげるようになるでしょう。
ただ、オーディオインターフェースの手前にミキサーに通すということは、多少オーディオデータの劣化になることにもなります。
人によっては、わざと音を汚くしてアナログ感を出すために、デジタルミキサーで集めたオーディオをさらに別のアナログミキサーに通してから最終的にオーディオインターフェースに流す人もいます。
■ミキサーはこちらから
MIDIインターフェースは増えたMIDI機器をまとめて制御するための機材です。値段にもよりますが、大半が8系統まで接続できるため、8台制御できることになります。
例えばDTMソフトのトラック1に機材Aのドラムキットを使い、トラック2に機材Bのピアノの音源を使用するなどの割り振りが可能です。またMIDIケーブル1本で16チャンネル(トラック)制御できるため、8台全部つなげてしまえば、128トラックも使用することが可能になります。(こんなに使うと音が潰れてしまいますが…)
また最近のデジタルミキサーは、MIDI制御が可能なものもあります。ソフトとミキサーの同期することができるのです。
■MIDIインターフェースはこちらから